千倉町のほぼ中央部、谷津地区の海を見下ろす山裾に鎮座している高家神社は、日本で唯一、料理の祖神をまつっている神社です。
高家神社の祖神は、この磐鹿六雁命で、古くから味噌、醤油の神様としても全国にその名を知られ、調理師、調味加工業者の信仰を集めてきました。
日本書紀、また延暦8年(789年)に朝廷に奉ったといわれる高橋氏文によると、「景行天皇が安房の浮島に行幸のおりに、磐鹿六雁命が、鰹と白蛤を調理し献上したところ、天皇は大層喜ばれ、以後、磐鹿六雁命は膳大伴部に任ぜられ、宮中の料理番として迎え入れられ」と書かれています。
庖丁式は、烏帽子、直垂をまとい、包丁とまな箸を使い、いっさい手を触れずに、真鯛、鯉、真魚鰹などを調理します。
古式に則った所作とその包丁さばきは、まさに熟練の技で、日本料理の伝統を今に伝える厳粛な儀式です。
10月17日の秋の例大祭、11月23日の新穀感謝祭の時に行われます。