「証城寺の狸ばやし」発祥の地、証城寺には、昭和31年、境内に童謡碑が建てられ、以来例年10月に「狸まつり」が催されています。
証城寺は、矢那川のほとり、木更津駅西口の市街地にある緑深い寺で、かつては寺子屋として名高く、境内には市内文人の筆を納めた筆塚があります。
「証城寺の狸ばやし」は、大正8年に詩人の野口雨情が、月夜の晩に和尚さんとおはやしの競争をして、ついには腹の皮が破れて死んでしまった大狸のおかしくも哀れな狸ばやし伝説から作った詩に、中山晋平が曲をつけて発表、以来、愉快な童謡として全国で親しまれてきました。
当日は、本堂で、地元の小学校児童が狸の衣装とメイクで大狸、小狸、和尚さんに扮し、童謡に合わせて“ポンポコポン”と腹鼓を打ちながら、楽しそうに踊ります。
また、琴の演奏や呈茶、甘酒での接待をはじめ、豪華福引、チャリティーバザーや記念切手の販売等も行われます。
《日本三大狸伝説》
「証城寺の狸ばやし」は、群馬県館林市茂林寺の「分福茶釜」、愛媛県松山市の「八百八狸物語」と並んで、日本三大狸伝説の一つとして語りつがれ、大狸を葬った狸塚があります。