最近、子供達のいじめによる自殺の話題や、児童虐待や誘拐の話しが多く、とても悲しくつらく思ってます。
テレビを始めマスコミ等もどうしたら良いかと、大騒ぎをしています。
問題は複雑で簡単に解決できる問題では無いですが、「人間とは何か」の教育を何らかの都合で、なおざりにしてきたつけが回ってきてるようにも思えます。
日本の文化には、歌ってるだけ・聞いてるだけで心洗われる美しい童謡の数々が多く残ってます。
自らの命を断たねばならなかった子供達は、これらの歌を聞いたことがあったでしょうか。歌ったことがあったでしょうか。愚かな大人達の判断の過ちで、自らの命を断たざるをえなかった子供達に、この美しい歌の数々を送り届けられたらなあと思います。
日本の代表的な童謡の作曲家海沼実の歌碑の立つ「童謡の里」が近くにあるので、行ってきました。
作詞家斎藤信夫とのコンビニよる「里の秋」「蛙の笛」の歌碑が、のどかな田園風景の中に立っていました。「里の秋」は、昭和20年12月24日、「蛙の笛」は、昭和21年8月18日、NHKの番組で歌われたのが始めで、この2曲は、半世紀近くを経た今日でも多くの人達に愛され歌われています。
貝沼は戦争中からしばしば岬町を訪れ、義姉の嫁ぎ先であるこの歌碑のすぐ隣の法興寺参道から田園風景を眺め「里の秋」を作曲し、「蛙の笛」もこの地で作曲されたと言われています。貝沼は昭和46年に亡くなるまで「みかんの花咲く丘」など約三千曲を作曲し、海沼童謡は昭和8年に設立した児童合唱団「音羽ゆりかご会」によっても歌い継がれています。
歌碑の周りを見渡すと一面の里の秋。
農家の庭先には、柿がたわわに美しい実をつけ、コスモスがそっとゆれています。
枯れ葉が2,3枚、カサカサっと音をたて道端を行き過ぎた、そのとき、遠くから秋風にのって、子供達の歌っている「里の秋」が、聞こえて来たようでした。